【企業の大敵!社内のコミュニケーション不足】
近年、社内のコミュニケーションに
課題を感じている企業はますます多くなっています。
その背景には
社内コミュニケーション不足によって引き起こされる
早期離職、コンプライアンス違反、
労働生産性低下などあげられます。
企業側の対策としては、
社内報、社員食堂、レクリエーション、
社員研修、定期面談、飲みニケーションなど
様々な取り組みがおこなわれています。
その中でも1on1ミーティング(以下1on1)を
取り入れる企業が増えていると
メディアで報道がありました。
1on1とは、上司と部下の間で
定期的に行う面談のことで、部下と必然的に
コミュニケーションを取ることができます。
それにより、部下の状況把握・
モチベーション向上が実現でき、
組織活性化に大きな結果を生み出しています。
しかしながら、1on1が全ての企業で
うまく機能しているわけではありません。
というのも、
従来の評価面談が
『上司が一方的に指示・指摘する』
面談だったのに対し、
1on1面談は
『対話型のコミュニケーションを重視する』
面談であるため、
上司のコミュニケーションスキルが
ダイレクトに影響するからです。
つまり1on1においては、
上司のコミュニケーションスキル向上が
部下の成長、さらには
企業の成長を促すカギになるといえます。
ヤフー株式会社では2012年に
「社員の才能と情熱を解き放つ」ことを
人材育成のコンセプトに、1on1の導入をしました。
1on1の最大の狙いは、対話を通して
部下の目標支援と成長支援を行うことでした。
そのコミュニケーションが
目標支援と成長支援につながるように、
マネジャーたちはコーチング研修を受けて
「傾聴」のし方を学び、
有効な「フィードバック」の手法を身につけました。
また「社内コーチ」の養成も図りました。
社内コーチはコーチング研修を受けるほか、
全員が社外のプロフェッショナルについて、
より専門的にコーチングを学びます。
そして1on1のエバンジェリスト(伝道師)として、
やり方に迷う社員の相談役になりました。
上司のコミュニケーション能力が
向上する仕組みを定着させたことで、1on1が機能し、
離職率の低下や、メンタル疾患による休職という
課題にも改善傾向が見られました。
(※ダイヤモンドオンライン
「ヤフーはなぜ6000人の社員を巻き込む
『1on1ミーティング』を続けるのか?」参照)
(※ダイヤモンドオンライン
「ヤフーの人材育成『1on1』のせいで
社員が辞めてしまう?」参照)
社内コミュニケーション活性化のため、
新たな制度やツールの導入を
検討している企業も多いのではないでしょうか。
制度やツール1つにしても、目的を明確にし、
それに基づく目標設定をして実行することで、
社員の主体的な参加・期待される成果が高く望めます。
前述のような企業への1on1導入増加の流れもあり
現在、TCS for companyでは
「コーチ型リーダー育成・社内コーチ育成プログラム」
について、省庁や企業、教育機関などから
お問い合わせをいただいております。
コーチングを用いて
社内コミュニケーションの活性化を計ることで
社員1人ひとりの能力を引き出し、
モチベーションをアップさせ、
チームのパフォーマンスを最大限にする仕組みを
根付かせるプログラムです。
企業にも、コーチの視点を。
TCS for company 中谷祐磨