職場のハラスメントを 芽から摘み取るコミュニケーションとは?

【職場のハラスメントを
芽から摘み取るコミュニケーションとは?】

平成元年の流行語のひとつに選ばれたのが
「セクシャルハラスメント」。

平成最後の流行語にも
「# Me Too」「奈良判定」と、
ハラスメントに絡む言葉が2語入りました。

政府機関、企業、大学スポーツなど様々な組織で、
セクハラやパワハラの事案が明るみに出るようになった昨今、
ハラスメントを分類すると、
40種類以上にも及ぶとも言われています。

厚生労働省発表の
「平成30年度 個別労働紛争の相談件数」によると、
総合労働相談件数は11年連続で100万件を超えており、
その中でも
「いじめ・嫌がらせ」が82,797件と
過去最高の件数となっています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000213219_00001.html

なぜ、ハラスメントは起こるのでしょうか。

様々な理由が挙げられますが、
上司などによる一方的な価値観の押し付けも
理由のひとつではないかと考えられます。

言い換えれば、

相手に対して
「敬意のないコミュニケーション」とも言えるかもしれません。

そもそも、
人はそれぞれの価値観を持って生きています。

自分と相手は違っていて当然です。

頭では分っているはずなのに、
相手に敬意を払うことなく
自分の価値観を押し付けてしまっているのかもしれません。

それが相手にとってハラスメント、嫌がらせと捉えられてしまっているのかもしれません。

ハラスメント対策として、
自分の一方的な価値観を押し付けず、
自分と相手との違いを受け入れる状態をつくっていくことは効果的です。

かく言う私も、

新入社員の頃、仕事で失敗し
先輩にイライラされながら
きつい言葉をかけられたことがあります。

自分の未熟さを反省しながらも、
(そんな言い方をしなくても…)と
悔しさと悲しさでいっぱいでした。

20歳以上も年上の先輩には何も言えず、
ただ謝ることしかできませんでした。

しかし、自分が先輩の立場になった時、
後輩の何度も繰り返すミスに苛立ちを隠せず、
「何度言ったらわかるの?」と
一方的に声を荒げてしまった経験もあります。

その後の後輩の
悔しさと悲しさが入り交じった表情を見て
ハッとしました。

ハラスメントの
被害者になることと、加害者になることは、
いつでも背中合わせです。

自分を深く知り、
他者との違いを知り、
その違いを埋めていく。

そして相手と信頼関係を築いてゆく。

それが、コーチングです。

相手と信頼関係を築けた上で
コミュニケーションが取れたなら
ハラスメントの件数もぐっと減るでしょう。

もしあの時の私がコーチングを学んでいたら、
後輩に怒りをぶつけるのではなく、

「私の指示の仕方にも問題があったのかもしれないね。
もっと◯◯さんに合った仕事の進め方があるか、一緒に考えてみてくれる?」と

違う伝え方が出来たのかもしれません。

様々なハラスメントは、
働くモチベーションやパフォーマンスを著しく下げます。

職場にコーチングを取り入れるということは、
信頼関係の中で働けるということ。

互いの違いを尊重しながら
伝えたい事を伝えられるということ。

一人ひとりのパフォーマンスやモチベーションも上がります。

その結果、
業績、離職率などの数値面だけに留まらず、
仕事への満足度、やりがい、安心感、
人間関係といった数値化しにくい部分にも
大きな効果をもたらすとも言えるのではないでしょうか。

コーチングはそれを可能にします。

現在、私たちTCS for company の
「コーチ型リーダー研修」は
多くの企業から支持頂いています。

ハラスメントを
表面的、強制的になくしていくのではなく、

責任の重いリーダーが、
ハラスメントの芽となるあらゆる要素を
心と思考のレベルから摘み取ることができる内容になっています。

すべての企業に、コーチの視点を。

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http://tcsforcompany.com/

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TCS for company
北海道エリアゼネラルマネージャー
八十嶋聡子

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