【子どもに関わる全ての人が
コミュニケーションを学ぶ重要性】
皆さんは「マルトリートメント」という言葉をご存知でしょうか?
「マルトリートメント」とは、
「不適切な養育」と訳され、
(子どもの健全な発育を妨げる行為全般を指し、大人の加害の意図の有無にかかわらず、子どもに目立った傷、傷や精神疾患が見られなくても、行為そのものが不適切なもの)
と定義されています。
この分野の研究をハーバード大学と共同で進められた、友田明美教授(福井大学子どものこころの発達研究センター)は、
マルトリートメントが発達段階にある子どもの脳に大きなストレスを与え、
実際に脳を変形させていることを研究結果として発表されました。
(マルトリーメント参考論文 友田明美file:///C:/Users/ensapo5/Downloads/2_1_2017_4%20(1).pdf )
同氏は、マルトリートメントには、
しつけと称して怒鳴りつけたり、脅したり、暴言をあびせるといった心理的虐待も含まれる。
それは、どの家庭でも起こりうるもので、子どもと関わる多くの大人が、自分は児童虐待と無関係だと思って見過ごし、
日常的に不適切な接し方で子どもの脳を傷つけている可能性もあると警鐘を鳴らしています。
(東洋経済オンライン 福井新聞 2017/09/20 [https://toyokeizai.net/articles/-/189445](https://toyokeizai.net/articles/-/189445) )
一方、子育ての重要な拠点である保育の現場で、
以前お会いしてお話を伺った保育園の園長先生からお聞きしたお話が、とても印象に残っています。
先生は元気に遊ぶ子どもたちを見ながら、
「子どもたちはね、食べ物で体が作られて、言葉で心が作られるんですよ。」
と話してくれました。
保育の現場では食への意識が高まり、食育として様々な取り組みが行われています。
一方で、言葉に関する具体的な取り組みは、園によりまちまちです。
日々の食事と同じように、日頃かわされているたくさんの言葉が積み重なった結果、
質の高い言葉を積み重ねて心を作り、
自分の可能性を信じれるようになる。
さらに、答えのないこの時代に答えを探し出す力をつけて、
社会に羽ばたいてほしいと願うのは、
子どもに関わる大人すべての願いでもあるのではないでしょうか。
子どもたちがその後の一生を決めると言われている0歳から6歳の時期に、
子どもに関わる大人がコミュニケーションを学ぶ重要性は、
上記の点以外にもたくさんあり、
今後ますます高まると考えられます。
我々トラストコーチングでは、
【マザーズコーチングスクール】
という母親向けプログラムと、
【ナーサリーコーチングプログラム】
という保育者向けプログラムを通じて、
子どもに関わる大人をコーチングで支えています。
私たちと一緒に、子どもの可能性を引き出すコミュニケーションを学んでみませんか。
マザーズコーチングプログラム
https://motherscoachingschool.com/
ナーサリーコーチングプログラム
TCSコーチ型リーダー育成研修
TCS for company
高井佑讃史