コミュニケーション研修が継続的な研修として選ばれる理由
「私は、コミュニケーション能力高いです。」以前私が大学で勤務していた際、飲食店でアルバイトをする学生が多くいました。
ある学生が面接で、「接客で子どもからお年寄りまで会話をする機会が多いので、自分はコミュニケーション能力が高い」と話したというのです。
日本経済団体連合会の新卒採用に関するアンケート調査(2017年11月)によると選考にあたって特に重視した点の
1位は、15年連続で「コミュニケーション能力」
2位は、「主体性」となっています。
コミュニケーション能力は、2001年に50%から年々上昇し、82%と他の項目(60%以下)と比較しても断トツであることがわかります。
引用元:日本経済団体連合会
企業がコミュニケーション能力を重要視している事を知っているため、上記のような発言が学生から出たと考えられます。
では、すでに社会人として働いている人のコミュニケーション能力はどうでしょうか。
コミュニケーション能力は、これまで接した人や経験(成功体験・失敗体験)などから構築されて形成されたものと言われています。
研修などで「コミュニケーション能力を上げると、どんな事があるか」を聞いてみると、
参加者からは、「ミスが無くなる」「時間の無駄がなくなる」などの回答があります。
コミュニケーションを良くすれば、職場も良くなると わかってはいるものの現状を変える事が出来ないのは、なぜでしょうか。
研修を受けた直前は、皆 モチベーションは上がります。一般的に時間が経つとモチベーションは次第に下がっていきます。
研修を定期的に繰返し行い、修正をすることで定着していくのです。
社内での研修を考える時に重要なのは、研修担当者が職場の事を知り、一緒に改善策を考えられるかは非常に大切なことであるといえます。
日本の労働人口は減るばかりです。職場で働く人のコミュニケーション能力をどこまで上げる事が出来るのかで、企業が生き残れるかに繋がるのではないでしょうか。
この記事の著者
上田 ひろみ