対象:南愛媛医療アカデミー様
対象:学生_12名様
期間:2日間
研修:コミュニケーション研修
担当:本多彩恵コーチ
研修の概要
トラストコーチングでは学生に向けたコミュニケーション研修も提供しています。
コーチングや、コミュニケーションについてプログラムを学ぶだけではなく、現場で即実践できる状態へ導く研修を提供します。
本研修を実施した、南愛媛医療アカデミーは、作業療法士養成施設です。
医療従事者と患者を結ぶコミュニケーションは、ナイーブで特殊な分野でもあります。
これから実践の舞台へと進む学生の皆さんにあわせ、カスタマイズした内容で研修を進めています。
・ハピネスチャート
・マイスタンダード
・コミュニケーションは「言葉と気持ちのキャッチボール」という定義をもとに、実際にキャッチボールしながら体感するワーク。
・態度の悪い聞き方/相手の話を一生懸命聞くよい姿勢聞き方 話の「聞き方」のワーク。
理想の作業療法士とは?の問いに対し、多くの生徒さんが「難しいなぁ」と言いながらも、自分が目指す理想の作業療法士像について、何度も書き直しながら、取り組んでいる様子がとても印象的でした。
ハピネスチャートでは、笑顔もほとんどなく、まわりの生徒さんとも話をしない生徒さんがいらしたのですが、あるものや、できているものに目を向けた質問に対し、たくさん書かれていたので、「たくさんかけているね」声をかけると、こちらを見て少し微笑んでくれたのがすごく印象に残っています。
医療従事者と患者を結ぶコミュニケーション
ある調査で医療現場での「嫌な思い」「体験」を調査したところ、8割がコミュニケーションに起因していたそうです。
8割 (対応、態度、口調、姿勢、聞く、問診、説明、プライバシー 等)
2割(診療、検査、設備、医療費、衛生面 等)
また、医療従事者と患者の間では、同じ言葉を用いていても、その意味が同一に捉えられていない難しさがあります。
ひとつは、医者と患者の医療知識の差で起こりうる問題。
患者は、治療についても純粋な医学情報ではなく、自身の理解の範囲内であって、自身の生活に伴った医学関連情報が欲しい場合もあります。
もうひとつは、患者の心の状態によって起こりうる問題。
医師が同じ言葉で話し伝えてたとしても、受け取り方は、その患者の心の状態によって様々に異なってきます。
日常のコミュニケーションよりもさらに「同じ言葉でも共通して理解を得ることは難しい」状況が多々起こりうるのが、医療の現場です。
トラストコーチングでは、コミュニケーションを見直し、患者が安心できる環境を目指されている医療の現場を、研修を通してサポートいたします。